Reflective Podcast By Yasukif

No 58: 2020年の読書体験を振り返る~BTSこそ未来!

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Sinopse

お詫び:今回は収録環境の問題でエコーが入ってしまいました。イヤホンやヘッドホンだとエコーが耳障りになってしまうかもしれません。スピーカーで聽いていただければと思います さて、今回はMamiさんとつかPさんをお招きして、2020年に読んで印象に残った本をとりあげて語りあいました。お二人とも大変な読書家であるがゆえに精選された3冊をえらんでいただきました。やはりパンデミック下で、いったいどんなことが生じていて、今、何に注目すべきなのかが浮かび上がってきました。話題としては、SisterhoodとBrotherhood、言葉の編みの目をぬけてくる生の体験、触覚とその他の知覚の相違、時代に呼応する作家、身体とトラウマ、2020年の音楽、民主主義、徳の高いエンタメ、などが取り上げられました。全体の貴重音としては、BTSというアーティストの、体現するヒューマニティ、海賊的民主主義、徳の高さ、そしてBrotherhood/Sisterhoodが、2020年以降の希望なのではないかということでした。 ----------------------------------------------------------------------- 今回紹介した本 *王谷 晶「ババヤガの夜」河出書房新社 *高橋芳朗「ディス・イズ・アメリカ 「トランプ時代」のポップミュージック」スモール出版 *與那覇潤x斎藤環「心を病んだらいけないの?うつ病社会の処方箋」新潮社 *伊藤亜紗「手の倫理」講談社 *國分功一郎×大澤真幸 「コロナ時代の哲学」 左右社 *平野啓一郎「本心」(2021年刊行予定) *郡司ペギオ幸夫「やってくる」医学書院 *ベッセル・ヴァン・デア・コルク「身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法 」紀伊国屋書店 *デヴィッド・グレーバー「民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義 」以文社