Researchat.fm

63. Hijacking a repair system

Informações:

Sinopse

改良型のCRISPR–Cas9によるゲノム編集ツールAFIDと変異パターンの予測について原著論文を紹介しました。Shownotes Precise, predictable multi-nucleotide deletions in rice and wheat using APOBEC–Cas9, Nature Biotechnology 2020…今回はこの論文を紹介しました。APOBEC–Cas9 fusion-induced deletion systems (AFIDs)と呼ばれるゲノム編集技術です。 Non-homologous end joining (NMEJ)…Cas9で誘導される二本鎖DNA切断が修復される仕組みの一つ。 Researchat.fmで話した過去のCas9関連エピソード…これまでにep2、ep22、ep31などでCas9やゲノム編集について話しています。 31. Editing the unedited, Researchat.fm…PrimeEditingと呼ばれるゲノム編集技術について原著論文を解説しました。 APOBEC3と病態:APOBEC3によるゲノム変異と発がん (Journal of Japanese Biochemical Society 88(5): 576-581 (2016))…今回の論文で使われているAPOBECについての詳しい日本語のレビュー論文です。 Uracil-DNA Glycosylase (UNG)…Cas9のC末端に融合されたタンパク質の一つ。分子生物学の実験に使われたりしています。 AP site (apurinic/apyrimidinic site) (Wikipedia)…核酸塩基が抜けた部位のこと。ウラシルはUDGによってAP siteになることが知られています。 Base excision repair (BER) (Wikipedia)…DNA修復の重要なパスウェイの一つ。APOBECによって変換されたウラシルはこのパスウェイによって修復される。 DNA Repair Profiling Reveals Nonrandom Outcomes at Cas9-Mediated Breaks. Molecular Cell, 2016…Cas9によって引き起こされる欠失変異のパターンはランダムで