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11. Intelligence requires a body

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Sinopse

身体改造・身体拡張特集回。ナノ粒子を網膜に打ち込むことで近赤外線が「見える」ように改造されたマウスの論文から始まり、超能力(第六感)、バイオハッキング (Biohacking)、グラインダー (Grinder)、侵襲性・非侵襲性デバイス、自由意志、ニューロハッキングについて話しました。Show note 身体改造・拡張について Embodied Artificial Intelligence -On the role of morphology and materials in the emergence of cognition-. Pfeifer. 2002…Inteligence requires a body. Mammalian Near-Infrared Image Vision through Injectable and Self-Powered Retinal Nanoantennae. Ma et al., Cell, 2019…哺乳類は750nm以上の波長を持つ赤外線域の光を見ることはできない。本論文では、985nm周辺の近赤外線により励起し、580nm周辺の緑の光を放出するナノ粒子を、マウスの光受容体、桿体細胞のouter segment上に外科手術によって注入することで、赤外線を緑色光としてマウスが知覚できる様になったことを示した。ゲノム配列の変化を伴わない、侵襲性生体デバイスのこれからの発展を匂わせる論文である。 ロドプシン… ヒトの「見える」という機能を支えるタンパク質。最近では光によって様々な操作を細胞内で行う光遺伝学という分野において、もっとも重要な位置を占めるタンパク質でもある。 シャコのロドプシン… 本ポッドキャスト内ではシャコのロドプシンは23種類と言ったが、実際には12種類であった。しかし、ヒトの眼には通常、赤、緑、青の光にそれぞれ反応する3種類しかないため、それと比較すると、シャコは驚異的な色覚を持つと予想されていた。しかし、最新の研究では、シャコの色覚は、12種類の光受容細胞からの情報を組み合わせるのではなく、個々の光受容細胞からの情報を単独で処理する単純かつ効率的な機構に頼っていることが判明した。この発見により、シャコが驚異的な色覚を持つという予想は完全に覆された。 Long-term in vivo glucose monitoring us